FC2ブログ

日本旅行・真鶴の共生舎

2017.05.16.10:47

昨年の日本旅行、どの日も本当に充実した日でした。何もかも、そうでした。その充実した時間のひとつひとつを順に書き出すつもりでしたがまったく出来ていません。これをやめて、日常生活の関連から書いていくことにします。前のブログに高良真木さんから頂いたスケッチブックのことを載せました。真鶴を歩いた日を思い出しました。

真鶴の「共生舎」をお尋ねして、高良真木さんにお会いすることは私の切なる願望でした。それが、もう叶わない、と知った時は落胆しました。それでも諦めきれずに、2016年5月高良真木さんの妹さんの高良留美子さんに、出版社(彩流社)を通じてお手紙を出しました。

共生舎の建物を見てみたい、海辺に面した敷地内のユーカリの木を見てみたい、そういうことを書いて、手紙をお送りしました。許可をもらって庭先に入り建物とユーカリの木を近くから眺める、これが私の希望でした。静かに真鶴をお尋ねして静かに帰る、これだけで充分、そんなことを考えながら手紙を書いていました。

6月7日、私の手紙をお読みになった高良留美子さんからメールで返信を頂きました。
現在「共生舎」は一般社団法人「真鶴森の家」になっていること、理事長の方に連絡を入れて下さること、が書いてありました。それを読み、いつか見ることができるんだ! 心が躍りました。

8月8日に高良留美子さんの新刊『誕生を待つ生命』のご案内。続いて8月10日には、10月~11月真鶴で開催される地域の文化活動の情報を頂きました。その期間中に高良真木さんの絵の展示があること、準備が大変なので(文化活動への参加は)今年で最後になること、それに合わせてこられるといいですね、このようなことが書いてありました。

パソコンで何でも調べられる便利な昨今。どんなイベントなのだろうか、と思い検索すると下記が出てきました。
湯河原・真鶴アート散歩
http://artsanpo.com/concept

真鶴に行きたいなぁ、と思い。
無理だろうなぁ、そう思ったのでした。

ところが急に決まった日本旅行。11月13日深夜に航空券を予約。成田到着11月24日、成田出発12月20日。すぐさま、真鶴アート散歩の日程を調べました。「森の家」のオープン日は、火・土曜日の10時30分~15時。11月26日(土)か29日(火)。どちらかの日に行くことができる!やったぁ!

高良留美子さんにメールをお送りしました。返信を頂き、26日の11時頃に展示会場になっている「森の家」でお会いすることになりました。なんということなんだろう、考えてもいなかったことでした。願望だった共生舎とユーカリの木を見ることができる、これは素晴らしい贈り物だと思っていた上に、高良真木さんの妹さんの留美子さんにもお会い出来るなんて、こんな良いことがあってもいいのだろうか。嬉しさを心いっぱい感じていたのでした。

真鶴駅に到着。
「真鶴~、記念写真写すから下に立って」私
2017-5-16a.jpg

駅前の観光案内所で“湯河原・真鶴アート散歩”の地図をもらいました。観光案内所に、真鶴で採れた新鮮なみかんが売っていたので2袋を購入。ひとつは私達が歩きながら食べるもの(笑)、もうひとつはその夜に泊まらせてもらう友達宅への手土産。真鶴半島の中腹にある「森の家」に向かって歩き出しました。ポカポカと日差しは暖かく柔らかく、散歩にうってつけの日でした。

途中、こんな階段を見て長男大喜び。
小さい頃から苔がものすごく好きなので(笑)、写真とビデオ撮影。
2017-5-16b.jpg

途中、漁港を見て感激していた私達。
ドンドコと太鼓の音が。ここでも写真とビデオ撮影。
2017-5-16c.jpg

途中、道がわからなくなった私達。
「どっちの道やろ?」と困ってしまった私。「いい景色やなぁ」とリュックのポケットから鉛筆とノートを出して、陽に輝いてキラキラと輝く海の景色の写生を始めた暢気な長男(笑) スケッチの後は、写真とビデオ撮影。
2017-5-16d.jpg

「森の家」に到着、感激していました。
展示会名「ユーカリの木の下で」
“高良真木の描くユーカリの風景とあしゃぎの布”
2017-5-16e.jpg

留美子さんと理事長さんのお話から察すると。
一般社団法人「森の家」
広い敷地を全部含めてのことだと思います。後で詳しくお尋ねすることを忘れました。

「木の家」
もと共生舎です。真木さんが代表をされていらっしゃた時は「真鶴共生舎<木の家>」とホームページで見ました。今は一般社団法人「森の家」の管理下になっています。公には出ていませんが、アーティストさんたち、音楽家グループさんなど、お知り合いさんなど、宿泊することがあるそうです。

「石の家」
敷地内にある住宅です。真鶴アート散歩では、ここが展示会場となっていました。縁側から出入りしました。私がお訪ねした昨年は、高良真木さんのユーカリの絵と沖縄の織り人さんの作品が展示されていました。準備の手間から真鶴アート散歩への参加は昨年が最後になる予定でしたが今年も参加されるようです。よかったです。

石の家の隣の建物に玄関がありました。石の家と続いているのか別棟なのか、聞きそびれてしまいました。留美子さんのお話では、お父様が建てた家だそうです。東京から真鶴にお越しの時は、ここにお泊りです。真木さんの描かれた絵が、この家に中の一室に集めてありました。乾燥を防ぐために加湿器が作動していました。

「石の家」で留美子さんと。
後ろに見えるのは、高良真木さんの絵です。高良真木さんから頂いたお手紙に庭のユーカリの木のことが書いてありました。それらユーカリの木を見たいと思っていましたので、絵でもユーカリの木を見ることができて感激していました。留美子さんの最新本の詩集を頂戴しました。

2017-5-16f.jpg

留美子さんは「木の家(共生舎)」をご案内して下さいました。外から見るだけで満足なのに、中に入ることができるなんて、大喜びでした。その後は石の家の隣の住宅に上がり、保管してある真木さんの絵を見せて頂きました。

高良真木さんのアトリエでのこと。
何気なく真木さんの机の引き出しを引き、中の画材を見た留美子さん「あら、こんなものがまだ入っていたのね。お使いになる?」「使います!」残っていた画材を二箱ごと全部頂きました。スケッチブックも数冊残っていました。1冊のスケッチブックの中に、書きかけの椿の花の絵がありました。「これは私がもらっておくわね、姉の絵は持っているの」と留美子さん。他のスケッチブックは全部頂きました。

アトリエにあったのは机と椅子だけ。しんと静かに冷えた空間の中に、波の上を通ってきたオレンジ色の暖かい光が窓を抜けて注いでいました。わたし今真木さんのアトリエにいるんだ・・、いつか真鶴に行きたいと思っていた自分、真木さんの画材を手にしている自分、同じ自分だと思えない不思議な感覚がありました。

画材は生き物。紙の上に表現できる時を待っている。「お描きなさいね」と真木さんが告げてくれたような。下手だけど描き続けようと思ったのでした。まわりを見て自分の才能を知った若い頃。その道に憧れただけによくわかった。この年齢になっていいことは気負いがないこと。気持ちをいっぱい入れて描く、これで充分。

画材を抱きかかえる私に向かって「うれしいね♪」と長男、見抜かれていた(笑)。ほんとうに、うれしい気持ちいっぱい、信じられない気持ちいっぱい、感謝の気持ちいっぱい、心身を駆け巡っていました。

真木さんのアトリエで。
2017-5-16g.jpg

アトリエのベランダに面した窓からは、ユーカリの木と海が見えました。
2017-5-16h.jpg

長男が気に入っていた書斎。
2017-5-16i.jpg

木の家(共生舎)は、デザイン性のある設計です。一階の居間。
2017-5-16j.jpg

2017-5-16k.jpg

2017-5-16l.jpg

2017-5-16m.jpg

高良真木さんの絵を初めて見た時、何を使って描いていらっしゃるんだろうか、と思いました。ここは多分水彩、これは鉛筆の後だから、この絵は墨のはず、この部分は色鉛筆も入っているかな、こんなことを考えながら絵を見ていました。答えは、箱の中にありました。残っていた画材の中に油絵具がなかったことを考えると、若い頃のように油絵を描かれていなかったのかも、そんなことも思ったり。

画材さん、
来てくれてありがとう。
2017-5-16n.jpg

追記 2017年5月21日
本日、見たものです。「森の家」に関してが載っています。
http://k-carpenters.blogspot.com.au/2016/11/1112.html

真鶴の皆さま、どうもありがとうございました。


スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

Blue Moon102

Author:Blue Moon102

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR